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2011年5月15日 (日)

世にも奇妙な物語 21世紀 21年目の特別編 感想

東日本大震災の影響で5月の土曜プレミアという枠に流れた21年目の特別編の感想を述べたいと思います。

「ドッキリチューブ」主演:坂口憲二

原作つきの一話目ですね。小林泰三「完全・犯罪」の一遍を映像化した本作、動画サイト「ドッキリチューブ」を運営する主人公の話。

ニ○二○動画とyou○ubeを意識したんだろうなと思いました。

一般人をいじる「ドッキリ」でアクセス数を稼ぐ主人公が自分に帰ってくるという話なのかなと思ったけどもアクセス数という数字を稼ぐために固執した人間を描くという話ですね。

「大予言」みたいに大衆文化の批判かなと思ったのですが一部のメディアを扱う側の人間とそれを娯楽として利用する人間の批判と受け取りました。

単純なネット批判になったなと思いました。ふーんという感じでした。

「分身」:主演 大森南朋

これも唯川恵「ため息の時間」の一遍、「分身」が原作の映像化です。

普遍的な日常がだんだんと非日常化していくという作品ですが途中までが良かったです。

主人公が普通の会社員で一通の偽りのメールを妻に送ったことで愛を確かめる過程が主人公の中にあるイヤな部分を丁寧に描いてるなと思いました。

「自分にもこんな部分があるかも」とか「こんな人もいるよね」という風に思わせるとこが凄いなと思いました。

初期の「奇妙」でも普通の主人公のある意味では「人間的」な部分が周りや自分を巻き込んでいつの間にか奇妙な関係や状況に陥っているというのがあったので面白いなぁと思っていたんですけど最後の主人公自身が無かったことにされるのは原作どおりなのかな?と思いました。オチがありきたりで合ってないと思いました。

「通算」主演:松平 健

「いきいきデー」とか「行列の出来る刑事」や「かっこいいスキヤキ」みたいな箱庭みたいな物語だなと思いました。

この話は何かの行動が「通算○○おめでとうございます」ということを祝われる世界が舞台、どんなにくだらないことも祝われるという。

しっかりとまとめていて面白かったです。最後までダレずにまとめるのが良かったです。

そろそろ別の方向から見たコメディがみたいなと思いました。

「缶けり」主演:永作博美

「そしてだれもいなくなった」みたいななぞらえて過去に起きた事件の当事者が殺される話ですね。

一本調のホラーでオチもありきたりで手法もあの手この手を変えているところが目立ちすぎていて残念だなぁと思いました。

エコーをかけて煽るという方法や映像もどこか青み掛かりすぎて暗く分かりづらかったです。子供の笑い声が某レースゲームの声みたいだなと思いました。

缶けりを使った意味は何なんだろうなと思います。折角原作なしで出来るのだから実験的な持って行き方でも良かったんじゃないかなと思います。

「pets」主演:谷村美月

「美女缶」の監督、筧昌也さんが監督の作品。

ロスタイムライフ特別編の猫編みたいだなと思いました。

美女缶みたいな雰囲気に犬側からの視点からみた物語という話ですね。

面白かったかといわれれば不も無く可も無くみたいな感じですね。

「ストーリーテラー」

今回は「箱庭」。

我々は運命の奴隷だ、ということを聞くと荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」の第五部を思い出しますね。

「総括」

原作あり2作、オリジナル3作とバランスの良い感じですが、正直に言うと無理にホラー風味にせず人間の本質を取り入れた話や「原作・鶴の恩返し」みたいに寓話を下敷きにした様な話をしてもいいんじゃないかなと思います。

「分身」をみたときに初期みたいだなと感じました。人間の内面から奇妙な世界が開いていくとはこういうことかと思いました。

でもこういう風に批判、感想、意見を述べつつもやはり秋の特別編に期待しています。

よく利用させてもらっている「世にも奇妙なファンサイト」さんのブログによると「pets」の完成終了が昨日の夕方というのが凄く感じられました。

ここまで見て下さってありがとうございます。

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